ひとりごと
仕事が17時過ぎに終わると、電車に乗って自宅駅を越えて更に都内に入り、1時間半後には彫刻学院へ・・・。
土曜日は、午前中はアトリエで水彩画を描いています。もう1つ、来年からこれに油絵も加わります。
私は二児の母親で、子育てをようやく一段落する段階に入ったところです。結婚後は、ずっと働き続け、10年間くらいは在宅と派遣のかけもちもしました。
子育てや家事は夫にもたくさん分担してもらったけれど、習い事のような余裕はなく、ようやく数年前から自分の生きがい探しの活動に入りました。
いろいろな立場の方々が習い事に通って来られるのを見ていると、自分が好きなことをするための環境がそろうことが本当に贅沢なことだと思えます。
私は、学生時代はバイトに明け暮れていて、美術に意識が向く余裕がなかったように思います。あの頃は、英語を少し勉強していれば何か働き口が見つかる・・・という考えだったので、貿易関係の仕事につきました。
美術とは全く無関係。でも、私は仕事がとにかく大好きだったのでとても充実していました。
その後、翻訳に機会を頂いて、輸出業務から翻訳見習いに転身。その頃も、全く絵画には無関心。逆に、兄が美大を出るためにお金がかかったという印象しかなくて、自分は逆に避けていたように思います。
そう思っていたのに、ある時、地域のサークルとして地域の新聞にメンバー募集のチラシが・・・。
それが、油絵修復講座という講座でした。
芸大出の先生二人が絵画を基礎から教えてくれて、私は何も分からないところから絵画の楽しみを知ることに。月3回~4回の授業を1年続けました。子供たちはまだ保育園の頃です。
1年が過ぎて、その講座が終わり、また絵画のない暮らしへ・・・。
それからだいぶ後、別の場所で絵を教えてくれる教室を発見して数カ月通いました。
そして、いま通っているアトリエに移りました。子供は長女が高校生になった頃です。仕事場が変わったため、そこも1年半ほどで辞めて、それから仏像彫刻に通い始めた私・・・。月2回3時間だけなので、なんとかなっていました。
それから数年ののちの1年前、同じアトリエに戻りました。今度は彫刻をしながらです。
体力的にはとてもシビアですが、自分の一生を考えたときに、今しかない!と思って頑張ることにしました。
若いころは多分気付けなかったことが今になって自分のスキルになっていく喜びはたとえようもありません。毎回の教室を大事にもっともっと上を目指して頑張っていきたいと思っています。
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